HPのアクセス解析についてHP運用まとめ
アクセス解析の重要性
現在の企業のHPはただのweb上の顔ではありません。現状を把握し将来を見据えた運用が必要これからの時代の販促のスタンダードになるでしょう。その上でホームページのアクセス解析は非常に重要な役割を持っています。
情報の多量化、スマートフォンの普及に伴い若い世代を中心にインターネット使用環境がどんどん広がっています。「HPはただのweb上の顔ではありません」というのは、現在ではより濃密な中身を求められるということなのです。アクセス解析を行うことで、利用者傾向はもちろん、ページに足りないものや改善できるコンテンツなど、様々なことが判明します。解析したデータをもとに改善を行うことで、より効果的な運営ができるようになります。今回はホームページを公開する上で重要な役割を持つ3つの「キーワード」についてをご説明いたします。
1. コンバージョン

広告活動、アクセス解析をはじめとする全ての最終目的となりうるもので、売買契約の成立や資料請求、問い合わせなどのいわばゴール地点と言えるでしょう。中長期的運用が前提になる為、いきなり成約を目標に設定してしまうと頓挫してしまう可能性がおおきくなります。まずは小目標であるアクセスの増加等のユーザーの確保を目標にし、次点で資料請求や問い合わせ購入ページへの遷移というように段階を踏まえることが重要です。
2. アクセス

【UU(ユニークユーザー)】
既定の集計期間の間に訪れたユーザーの数です。1人が何回も閲覧した場合でも1UUとして扱われます。

【PV(ページビュー)】
Webページが閲覧された回数であり、もっとも単純な数え方です。1人が何回も閲覧した場合はそれぞれ1PVとして換算されます。

【セッション】
1ユーザーがHP内で行う一連の行動(ページの回遊等)です。訪問から離脱するまでの1本の流れが1セッションと呼ばれます。
補足:UUとPVの値の差があれば、訪問者1人がより多く、そのページを閲覧しているということなので、魅力的なコンテンツがあるという指標になります。
3. 直帰・離脱
【直帰】
訪問者がHPに来訪し、ページを回遊することなくランディングページでブラウザバック もしくは他のHPに遷移することです。
欲しい情報がすぐに見つからない場合やサイトのユーザビリティが低い場合等に直帰率が上昇することから該当ページの見直しが推奨されます。
ページごとに直帰率も出せるので、会社としては見てもらいたい情報のページが閲覧されにくいという状況はなるべく避けるべきです。
特にECサイトでショッピングカートページ等の決済の画面で直帰率が高い場合は決済システムが煩雑に見えている場合があるので、各種デバイスでの表示に親和性があるか等のモバイルフレンドリーテストなども併用してページを改良していくことが推奨されます。
【離脱】
訪問者がHPからブラウザバック、ブラウジングの終了、別のHPへ遷移をすることです。
離脱者が多いページにはアンマッチな情報やデザインの不備等がある可能性が考えられるので改良が推奨されます。
ユーザーの欲しい情報がそのページで得ることができるのか、サイトMAPを見直しページ内のフローチャートが出来ているかを確認してページ組みを見直すことも離脱率の低下につなげることができます。
特にコンバージョンにつながるページの直前で、離脱してしまう場合には機会損失が大きいため優先して改良を進めることが大切となります。